精油について~毒性成分を知ろう~

毒性成分について

⑥精油について

よしと
化粧品成分専門家よしとです!~毒性成分を知ろう~第6回は『精油』についての知識をお届けします。

最近流行りのオーガニック化粧品。

この"オーガニック"を謳う化粧品の全成分表示を見ると、何種類もの『精油(エッセンシャルオイル)』が配合されていることがよくあります。

配合されている精油自体も、産地を明記した欧州のオーガニック認定を受けたもの、というようなこだわり。

 

何だかとても肌に良いようなイメージを抱きますが、精油というものは肌への刺激がとても大きい物質だということを皆さんご存知ですか?

 

そもそも、精油は基本的に100%植物由来ですが、作る過程で何千倍と濃縮されます。

もともと天然の植物自体に人間の皮膚への毒性を持つものが多く存在しますが(草まけのようなアレルギー反応など)、水で薄めて使用する植物エキスであれば皮膚への影響はさほどありません

 

しかし、何千倍と濃縮する精油の場合、アレルギー反応を起こす可能性も飛躍的に上昇するのです。

よしと
また、原料は100%植物由来でも、作る過程で化学物質を添加することも多くそれらの成分も同時に濃縮されています。

 

よく、精油(エッセンシャルオイル)の注意事項に「妊婦禁忌」などと書かれていますが、濃縮されている分、香りを吸い込むだけでも身体に影響を与えてしまうわけです。

 

もちろん、リラックス効果があるなど精油のメリットもあります。

基礎化粧品に添加するならば、1種類までが良いですね。

 

肌のバリア機能を破壊されていない、健康な皮膚であれば精油の影響(1種類まで)はさほど心配しなくても良いですが、

 

乾燥肌、アトピー肌、敏感肌など皮膚に何かしら不安がある方は、精油を配合していない化粧品を選んだ方が無難です。

 

また、精油の中でも特に肌への影響が大きい、光毒性を持つ精油があります。

光毒性を持つ精油とは、ある特定の精油を塗った肌が紫外線に当たることで、シミ・しわ・痒み・発疹などの症状を起こす恐れがあるものです。

光毒性を持つ主な精油は以下の通り。

 

光毒性を持つ精油の例

  • オレンジ
  • グレープフルーツ
  • レモン
  • ベルガモットなど

 

なお、当サイトでは無添加・オーガニック系化粧品の全成分を調査しランキングにまとめています。

精油を含む毒性成分をひとつひとつ調査していますので、参考になれば幸いです。

 

 

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