化粧品毒性判定の方法

化粧品毒性判定の方法

よしと
当サイトで無添加化粧品の成分調査をしている、『よしと』です。化学、生命科学の知識がある、化粧品成分専門家です。

当サイトでは、無添加・オーガニック化粧品の全成分を徹底調査し、本当の無添加化粧品であるか否かを独自の基準で判定しています

このページでは、本当の無添加化粧品であると判定する基準について説明しています。

それでは詳しくみていきましょう。

 

【化粧品専門家】よしと

専門である化学、生命科学の知識を活かし、無添加化粧品の毒性判定サイトを立ち上げました。化粧品成分の資格保持。

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当サイトの無添加の定義について

当サイトの無添加の定義について

当サイトでは、無添加化粧品の定義を『肌への刺激が少なく、バリア機能を破壊しない商品』とし、独自の基準で判定しています。

無添加化粧品の定義

肌への刺激が少なく、バリア機能を破壊しない商品

その理由は、肌に関するあらゆるトラブルの根本原因が『肌のバリア機能の破壊』にあるからです。

すべての肌トラブルの根本原因とは…

②すべての肌トラブルの根本原因とは

人の肌には、元々バリア機能が備わっています。

バリア機能は、皮膚の一番外側にある角質層がその役割を担っており、主に2つの働きがあります。

 

肌のバリア機能の働き

1.肌内部の水分が外に逃げないようにする働き

2.紫外線やほこり、空気の乾燥などの外部刺激から肌を守る働き

この肌のバリア機能が正常に働いていれば、乾燥や痒み、ニキビなどの肌トラブルのない強い肌をキープできます。

強く、美しい肌を保つには、肌のバリア機能はとても重要です。

しかし、毎日使っている化粧品によって、このバリア機能が少しずつ破壊されている可能性があるのです。

もちろん、『無添加化粧品』と謳う商品もです。

肌のバリア機能を破壊する、クレンジングや洗顔料…

皮膚を溶かす?!合成界面活性剤

クレンジング剤や洗顔料には、無添加の表示があっても、脱脂力が強い『石油由来の油剤』や作用が強い『合成界面活性剤』が使用されていることが多くあります。

 

前提としてお伝えしたいのは、これらの成分は正しい使い方をすれば肌に悪影響を及ぼしません。

 

しかしながら、配合量が多かったり、作用の強い成分を使用していたり、肌への残留性が強い成分だった場合に、肌のバリア機能を破壊してしまう可能性があるのです。

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肌のバリア機能が破壊されると、様々な肌トラブルを引き起こします。

  • スキンケアをしても、時間が経つと肌がカサつく
  • 洗顔後は肌がカサカサで赤みや痒みが出る
  • 毛穴目立ちや吹き出物など肌トラブルが絶えない
  • ちょっとした刺激でも肌が敏感に反応する

 

このようなお悩みの背景には、化粧品による肌のバリア機能の破壊があるかもしれません

この考え方をベースに、肌に刺激がある・肌のバリア機能の破壊が懸念される成分を毒性成分とし、化粧品の全成分を調査したのが当サイトです。

それでは具体的に、当サイトの毒性判定方法について説明します。

 

※「毒性成分」という強い言葉を使っていますが、肌への毒性が認められている成分という意味ではありません。

化粧品毒性判定の方法について

化粧品毒性判定の方法について

当サイトが独自に定めた化粧品の毒性判定方法は、以下の2ステップです。

 

化粧品毒性判定の方法

  • 全成分表示から毒性成分をチェック
  • 成分評価と、『完全無添加』・『無添加』・『ノー無添加』の判定

 

それでは、具体的な化粧品の毒性判定方法をみていきましょう。

ステップ➀:全成分表示から毒性成分をチェック

ステップ➀全成分表示から毒性成分をチェック

化粧品の全成分表示に記載されている成分を専門家がチェックします。

毒性(肌への刺激)が懸念される成分があれば、以下の基準で毒性点数()をチェックし、合計点数を算出します。

 

毒性点数について

=1点

=0.5点

が2つで、1つとして合計点を出します。

<基礎化粧品の毒性判定基準(基本例)>

毒性判定を受ける成分 毒性(の数)
1.石鹸系界面活性剤・天然界面活性剤 (1点)※➀
2.合成界面活性剤 (1点)(2点)※➁
3.合成ポリマー (1点)
4.紫外線吸収剤 (1点)
5.防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤 (1点)
6.合成香料 (1点)
7.精油 (0.5点)
8.その他 (0.5点)▲▲▲(4点)※➂

※➀石鹸系界面活性剤・天然界面活性剤⇒クレンジング・洗顔料に使用されている場合のみ(1点)

※➁合成界面活性剤⇒クレンジング・洗顔料に使用されている場合は毒性点数▲▲、化粧水・保湿剤に配合されている場合は

※➂該当する成分の配合率が高い場合、毒性点数▲▲▲(3点)や▲▲▲▲(4点)を付けることがあります。

石鹸系界面活性剤・天然界面活性剤に対して、合成界面活性剤の毒性点数を少し高く設定していますが、これは後者の方が肌への残留性が高いことが理由です。

また、合成ポリマーについて、肌への刺激性はほとんどありませんが、肌への残留性を懸念して毒性判定を受ける成分対象にしています。


<ファンデーションの毒性判定基準>

毒性判定を受ける成分 毒性(の数)
1.オイル系成分 (0.5点)~(2点)※➀
2.樹脂系成分(合成ポリマー) (1点)~(2点)※➁
3.紫外線吸収剤 (2点)
4.タール色素(染料のみ) ▲▲(2点)
5.酸化亜鉛、酸化チタン (1点)※➂
6.防腐剤、殺菌剤、酸化防止剤 (1点)
7.合成香料、精油 (1点)
8.合成界面活性剤 (1点)

※➀オイル系成分⇒全成分表示の上位(3番目以内)に含まれる場合⇒(2点)、その他⇒(0.5点)

※➁樹脂系成分⇒全成分表示の上位(3番目以内)に含まれる場合⇒(2点)、その他⇒(1点)

※➂酸化亜鉛、酸化チタン⇒ナノ粒子使用・コーティングなしの場合のみ(1点)


全成分をチェックしたら、の合計点を算出します。

の数の合計で、ステップ➁成分評価と『完全無添加』・『無添加』・『ノー無添加』の判定を出します。

ステップ➁:成分評価と『完全無添加』・『無添加』・『ノー無添加』の判定

ステップ➁『無添加』or『ノー無添加』の判定

ステップ➀で出したの数の合計で、成分評価と『完全無添加』・『無添加』・『ノー無添加』の判定をします。

基礎化粧品  
ジャンル の合計点 成分評価 判定

クレンジング

洗顔料

化粧水

保湿剤

0~1 完全無添加
2~5 無添加
6~10 ノー無添加
11以上

 

メイクアップ化粧品  
ジャンル の合計点 成分評価 判定
ファンデーション 0~3 完全無添加
4~7 無添加
8~12 ノー無添加
13以上

 

この判定基準で『完全無添加』判定となった商品を、本当の無添加化粧品として当サイトではおススメしております。

本当の無添加化粧品をお探しの方へ、当サイトの情報がお役に立てれば幸いです。

 

よしと
毒性判定と合わせて、スキンケア効果や使用感もS>A>B>Cの4段階で評価しています。

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