皆さんが考える必要なスキンケアって、どんなものでしょうか?
クレンジングに洗顔、化粧水、美容液、保湿…
スキンケアは、やればやるほどキレイになる!
そう思ってはいませんか?
実は、その考えは全く誤りです。
なぜ、念入りにスキンケアをすることが誤りなのか、化粧品の特性を踏まえてみていきましょう。
美容液を肌に付けても、奥まで浸透しない
「美容成分が肌にグングン浸透!」
などと言う化粧品のCMをよく目にします。
その時によく見て欲しい箇所があります。
『浸透』の文字の横に必ず「※」マークがあること。
ご存知でしたか?
そして、テレビの端っこに見えるか見えないかくらいの大きさで、「※角質層まで」と書いてあります。
これは化粧品あるあるなのですが、化粧品のCMでもチラシでも、必ず浸透の横に「※」マークがあるんです。
その理由は、化粧品が角質層より下に浸透するという表記は、薬機法で禁止されているのです。
つまり…
化粧水や美容液は角質層までしか浸透しない、
ということです。
では、角質層って一体どの部分なのでしょうか。
角質層は肌の最も上の部分である表皮の一番上にあり、薄さ約0.02ミリ、ラップ1枚分ほどの厚さの層です。
この角質層は、いわば死んだ細胞の集まりで、ターンオーバーによって肌が生まれ変わる時に剥がれ落ちる部分です。
そして、美容液の成分は、ほとんどが水。
この死んだ細胞の集まりである角質層にいくら水分を入れたところで、肌への栄養が補給されるわけでもありませんし、意味がないのです。
私自身、化粧品開発に携った経験、化粧品の容器開発の経験があります。
そこでこの事実を知りました。
でも、化粧品を売るためには、『美容液が肌の奥まで栄養を届けるイメージ』をお客様に植え付けなければならないのです。
化粧品会社は売上を伸ばすため、クレンジング、洗顔料、化粧水に美容液、乳液にクリーム…とスキンケアアイテムを増やしてきました。
「美容液を使わないとシワになる」
「この美容液を使えば、肌が若返る」
肌にとって美容液は意味がないことを知りながら、高額な値段で宣伝する。
そんな化粧品開発に矛盾を感じ、このサイトを作りました。
話が少し逸れてしまいましたが、美容液にどんなに高価な成分を配合していようとも、角質層より下に浸透しません。
ただ死んだ細胞の集まりである角質層がふやけるだけです。
むしろ、肌に何かを塗布して肌の内部まで浸透してしまったら、大変なことです。
肌は、外部からの刺激や有害物質から身体を守るのが役目です。
簡単に肌に塗った成分が浸透しては、重大なアレルギー反応を起こしたり、その他有害な物質を直接取り込むことになります。
人間の身体を守るためにも、肌には化粧品が侵入・浸透できない構造になっているのです。
では、肌にとって本当に必要なスキンケアとは?
肌に必要なのは、乾かさないこと!
肌にとって本当に必要なスキンケアは、『肌を乾かさない』ことです。
化粧品によって肌内部に栄養を浸透させて元気にする、ということは肌の構造上不可能なこと。
肌はもともと、自らうるおいを閉じ込め、外部刺激から肌を守るバリア機能が備わっています。
その機能を最大限に活かし、すこやかで美しい肌を保つには『肌を乾燥させないこと』が一番です。
保湿剤を使って肌のうるおいを外に逃がさないことも大切ですが、肌を乾燥させる大きな原因となるのは、脱脂力の強いクレンジングや洗顔料の使用です。
高価な化粧水や美容液を塗るよりも、まずクレンジングや洗顔料の使用を見直しましょう。
基本的に必要なスキンケアは、メイクを落とすクレンジング(洗浄力・脱脂力の穏やかなもの)と保湿剤だけです。
肌に負担をかけず、肌を乾かさないスキンケアを取り入れると、肌はみるみる変わります。
詳しいスキンケア方法については、下記の記事をご一読ください。
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