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「古い化粧水を持っているけれど、中身が腐っているかも…」
とお困りではないでしょうか。
昔もらったまま使っていない未開封の化粧水やサンプル、1度だけ使って忘れていた化粧品など…
購入時期から月日が経過していると、使っても良いか迷いが出ますよね。
この記事では、化粧水は腐るのか否か、また古い化粧水の使用期限について、わかりやすく解説しています!
お手持ちの化粧水の使用期限を調べる便利なサイトも紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね!
<目次>
そもそも…化粧水って腐るの?
化粧水と言えば、基礎化粧品の中で水分が最も多いアイテムですね。
化粧水全体量のうち、どれくらいが水なのか知っていますか?
実は、化粧水は全体量の約80~95%が水なんです。
化粧水は、以下のような構成で作られています。
一般的な化粧水の構成
水…80~95%
アルコール類…5~10%
グリセリンなどの保湿成分…0~5%
乳化剤、防腐剤、香料など…0~5%
つまり、化粧水の成分はほとんどが"水"ということです。
「成分のほとんどが水…ってことは、時間が経ったら腐るんじゃない?」
そう思う方が多いでしょう。
普通の水道水であれば、どれくらいで腐るでしょうか。
口を付けたコップに水道水を注いで放置した場合、環境にもよりますが、3~5日ほどで雑菌が繁殖して腐ってしまいます。
しかし…
滅菌したペットボトルなどの容器に水道水を入れて冷暗所で保管した場合、水が腐ることはありません。
市販されているペットボトル入りの水の賞味期限は、2~5年先になっているはずです。
しかも、化粧水には品質を保つための防腐剤や殺菌剤が配合されていますから、未開封の状態であれば数年腐ることはないでしょう。
ただし、それは未開封でかつ、冷暗所に保管していた場合です。
開封後であれば、保管していた環境にもよりますが、雑菌が繁殖して腐っている可能性もあります。
また、未開封の場合でも日光が当たる場所であったり、高温多湿の環境に保管していれば品質が劣化している可能性があります。
では、古い化粧水は一体いつまで使って良いのでしょうか?
古い化粧水はいつまで使っていいの?
未開封のまま保管していた化粧水や、開封したけれどほとんど使っていない化粧水…
皆さんの家に1つはあるのではないでしょうか。
「3年くらい前に買った未開封の化粧水、まだ使えるかな?」
「半年前に開けた化粧水、使っても肌が荒れたりしない?」
こんな疑問をお持ちの方は、『化粧品の使用期限』を目安にすると良いです。
化粧水を含む化粧品には使用期限がある!
化粧水を含む化粧品には、実は『使用期限』があります。
未開封の場合の使用期限は、製造日から約3年。
開封後の使用期限は、化粧水の成分や保管している環境にもよりますが、開封から3ヵ月以内を目安に使い切ることを推奨しているメーカーが多いようです。
化粧水の使用期限の目安
- 未開封の場合…製造日から約3年
- 開封後の場合…開封日から3ヵ月以内
化粧水以外の化粧品の使用期限は、以下を目安にしてください。
種類 | 未開封※1 | 開封後※2 |
化粧水 | 3年 | 3ヵ月 |
美容液 | 3年 | 3ヵ月 |
乳液 | 3年 | 4~5ヵ月 |
保湿クリーム | 3年 | 6ヵ月 |
未開封※1:製造日から 開封後※2:開封日から
ここで…
未開封の場合の製造日について補足です。
市販されている化粧水の多くには、製造年月日の記載がありません。
その理由は。
法律によって、「製造から3年以上経過しても製品の品質が変わらないものは、製造日の記載をしなくても良い」と定められているからです。
化粧品メーカーの多くは、一度に大量生産してコストを抑えたい!という思惑があるので、防腐剤等を使って製品が3年以上劣化しない(腐らない)ようにしています。
つまり、製造年月日の記載がない化粧水は、未開封でかつ冷暗所で保管している場合、3年以上品質を保持できるということです。
そのため、購入した時期がはっきりわからない場合は、おおよそ3年以内であれば使用しても問題ないでしょう。
なお、化粧品の購入時期を忘れてしまった方のための、便利なサイトがあります。
化粧品の製造年月日を検索できるサイト
以下のサイトでは、化粧品の製造年月日を検索できます。
製造年月日の記載がない化粧品でも、製造番号が必ず容器の裏面に印字されています。
この製造番号とブランド名を入力して検索します。
ただし、今のところ検索できるのは、大手化粧品メーカーのブランドのみとなっています。
防腐剤不使用の無添加化粧水の使用期限
ここまでお話してきたように、多くの化粧水が未開封の状態で3年以上腐らないわけですが…
防腐剤を使っていない無添加化粧水の中には、使用期限が短い製品もあります。
無添加化粧品の多くは、未開封で3年以内、開封後は3ヵ月以内を目安に使い切ることを推奨しています。
しかし、中には品質が変化しやすい成分を含む化粧品の場合、未開封で1年など使用期限が短い製品もあります。
使用期限が短い無添加化粧水には必ず、製造年月日や使用期限の記載がありますので、それを目安に使い切るようにしましょう。
【注意】使用期限の長い化粧水は、敏感肌に向かない
未開封で3年以上品質が変わらない化粧水。
そんな化粧水を作るためには、肌への刺激性が懸念される殺菌剤や防腐剤を配合しなければなりません。
防腐剤の成分例
- パラベン類(メチルパラベン・エチルパラベン・プロピルパラベンなど)
- 安息香酸、安息香酸ナトリウム
- ヒノキチオール
- フェノキシエタノールなど
これらの防腐剤が入った化粧水を敏感肌の人が使った場合、赤み・痒みなどのアレルギー反応を起こす可能性があるのです。
当サイトでは、肌への刺激性が懸念される成分をすべてチェックし、肌への安全性を判定しています。
肌に優しい化粧水をお探しの方は、以下の記事を参考にしてくださいね。
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まとめ
いかがでしたか?
この記事では、『化粧水は腐る?古い化粧水はいつまで使っていい?』についてお話してきました。
あなたのお役に立てましたら幸いです。
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