『タール色素』はご存じの方も多いかと思いますが、化粧品に使用されている着色料のことで、主にアイメイクや口紅、チークなど色の付いたメイク用品に使用されています。
よく、メイク用品の成分欄に「赤色210」など、色+番号が書かれていますよね。
これがいわゆるタール色素のひとつです。
一口に『タール色素』と言っても、種類も成分も様々です。
安全性の高い成分もあれば、アレルギーを起こしやすい成分もあります。
『タール色素』には、顔料と染料に分類される種類があります。
先に出てきた「赤色210」は顔料に分類されるタール色素です。
敏感肌・乾燥肌の方が最も注意したいのは、染料系のタール色素です。
最近、長時間崩れにくい"ティント"タイプの化粧品がよく売られています。
眉ティントやティントアイライナー、リップティントなどですね。
染料系のタール色素は粒子がとても小さく、アレルギーの原因となりやすい物質です。
そのため、染料系のタール色素を使っているメイクアップ商品は避けた方が良いでしょう。
特に避けた方が良い染料(※特にアレルギーを起こす懸念がある酸性染料とのみ)を載せておきますね。
色 | 酸性染料 |
赤色 | 2 |
3 | |
102 | |
104-(1) | |
105-(1) | |
106 | |
215 | |
218 | |
226 | |
227 | |
230-(1) | |
230-(2) | |
231 | |
232 | |
401 | |
503 | |
504 | |
506 | |
緑色 | 3 |
201 | |
205 | |
401 | |
402 | |
青色 | 1 |
2 | |
201 | |
202 | |
203 | |
204 | |
205 | |
橙色 | 205 |
207 | |
402 | |
黄色 | 4 |
5 | |
201 | |
202-(1) | |
202-(2) | |
203 | |
402 | |
403-(1) | |
406 | |
407 | |
褐色 | 201 |
紫色 | 401 |
黒色 | 401 |
敏感肌・乾燥肌の方は、表の染料(特に酸性染料)を配合したものを避け、顔料を使っている化粧品を選びましょう。
とは言え、ひとつひとつ全成分をチェックして染料を見分けるのも大変な作業ですね。
当サイトでは、染料を含む毒性判定をメイクアップ化粧品でも行う予定です。
随時メイクアップ化粧品の毒性判定も追加していきますので、今しばらくお待ちいただけば幸いです。
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化粧品毒性判定の方法
よしと当サイトで無添加化粧品の成分調査をしている、『よしと』です。化学、生命科学の知識がある、化粧品成分専門家です。 当サイトでは、無添加・オーガニック化粧品の全成分を徹底調査し、本当の無添加 ...
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