①合成界面活性剤について~毒性成分を知ろう~

毒性成分について

①合成界面活性剤について

よしと
化粧品成分専門家よしとです!~毒性成分を知ろう~第1回は『合成界面活性剤』についての知識をお届けします。

合成界面活性剤という言葉は、最近では当たり前のように知られるようになりましたね。

『合成界面活性剤』と聞くと、あなたはどんなイメージを持っていますか?

当サイトにご訪問いただいたということは、少なからず"肌に悪い"というイメージを持っていることでしょう。

 

まず最初にお伝えしたいのは、合成界面活性剤が悪いというわけではありません

合成界面活性剤の中には、石鹸系界面活性剤よりも肌への負担が少ない種類の成分もありますし、合成界面活性剤によって化粧品の使い勝手が良くなるという大きなメリットがあるのも事実です。

 

しかしながら、合成界面活性剤を配合する量が多かったり、作用の強い合成界面活性剤を使用していたり、肌への残留性が強い合成界面活性剤だった場合に肌のバリア機能を破壊してしまう可能性があるのです。

 

裏を返せば、化粧品中に作用の弱い合成界面活性剤が1種類、ごく微量に配合されていた場合、肌への影響は心配する必要はありません。

合成界面活性剤が全て肌に悪影響を及ぼすものではない、ということを前提に『合成界面活性剤』についてお話ししていきます。

 

 

そもそも、合成界面活性剤の役割は、本来混ざり合わない水と油を混ぜ合わせることです。

この性質を利用して、クレンジングであればメイク汚れや皮脂汚れ(=油)と水を混ぜ合わせ洗い落とします。

食器洗い洗剤も同じです。

短時間で油汚れを浮き上がらせ、水でスッキリ洗い落とせますよね。

このように、合成界面活性剤は私たちの生活の中で様々なものに使用されています。

 

合成界面活性剤を使用しているもの

  • 食器用洗剤
  • シャンプー・ボディソープ・石鹸
  • クレンジング・洗顔料・化粧水・保湿クリームなど…

 

上記の中で、最も合成界面活性剤の濃度が高いのが食器用洗剤です。

油汚れがよく落ちる食器用洗剤を素手で使っていると、手がガサガサになった経験がありますか?

これが冒頭でお話した、合成界面活性剤のデメリットです。

作用の強い合成界面活性剤が多量に配合された食器用洗剤は、油汚れをスッキリ洗い落とせる分、手の皮脂膜や細胞間の油分まで根こそぎ洗い落としてしまい、バリア機能を破壊してしまうのです。

その結果、手荒れが起こります。

 

これは、顔に使うクレンジング剤や洗顔料でも同じことが起こります。

ここでひとつ、注意したい点があります。

頭に合成とつく界面活性剤でも、石鹸系界面活性剤でも脱脂力があるのは変わりません

 

繰り返しますが、肌のバリア機能を破壊する最も大きな原因は、肌の乾燥です。

合成界面活性剤でもピュア石鹸でも、洗浄力が高く脱脂力が強力であれば、肌の油分を取り過ぎてしまいバリア機能を破壊してしまいます。

 

そのため、当サイトでは基本的に洗顔料の使用はおススメしておりません。

脱脂力が強い=バリア機能の破壊に繋がるからです。

 

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ただし、洗顔料をどうしても使いたい方には、合成界面活性剤は肌への残留性が懸念されることから、合成界面活性剤不使用の石鹸ベースのものをおススメしています。

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脱脂力が強いクレンジングや洗顔料を使い続けると、肌のバリア機能は破壊されます。

バリア機能が破壊された肌は、外からの刺激をまともに受けてしまうためアレルギー反応を起こしやすく、俗に言う"敏感肌"にになります。

 

バリア機能が破壊された肌

  • どんな化粧品を使っても肌に合わない
  • すぐに肌荒れを起こす
  • アトピーが治らない
  • 温まるとすぐに痒くなる

 

なお、一概には言えませんが、化粧水や保湿クリームに配合されている合成界面活性剤は、クレンジングや洗顔料に比べて配合濃度も低いですし、乳化するのが目的なので肌への負担は少ないかと思います。

まずは合成界面活性剤の濃度が高い、クレンジング剤や洗顔料を見直すのが一番です。

 

では、実際に…

どうやって肌に負担の少ない化粧品を選べば良いのでしょうか。

全成分表示を見ても、カタカナばかりが並んでいますし、合成界面活性剤の種類の知識があっても配合量まではわかりませんよね。

そんな方のために、当サイトでは無添加・オーガニック系化粧品の全成分を調査しランキングにまとめています。

合成界面活性剤を含む毒性成分をひとつひとつ調査していますので、参考になれば幸いです。

 

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